GB DECCA SXL6439 ウラディーミル・アシュケナージ モーツァルト ピアノソナタ K310&K576&ロンド K511

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34-11292

商品番号 34-11292

通販レコード→英ワイドバンド ED3盤[オリジナル]

特有の疾走感と同時に、ほの暗さがある ― バッハを弾くときは、よくも鍵盤の少ない時代にこれだけ多彩なメロディーが出来たなと感心させられること頻りだが、ピアノで有名なショパンやベートーヴェンのピアノ・ソナタに比べると、モーツァルトのソナタは演奏法は比較的簡単な方になります。ことショパンを得意としているピアニストの演奏中心に、彼らのレパートリーだけを追って聴いているとロマン派以外の音楽家にも興味が湧くようになると、モーツァルトを聴いていないことに気付くのです。モーツァルトのソナタは本当に素晴らしい曲が多く、人類の宝の一つでしょうが、満足いく演奏がほとんどありません。自分で弾いたほうが、安心できる音楽なのです。ダニエル・バレンボイムは素晴らしい閃きはありますが、恣意的なテンポが気になる。フリードリヒ・グルダも楽しいし、音楽的充実もあるのですが、彼がベートーヴェンを弾いたときのような感動はない。ピアノのレパートリーは広く、特に近代のロシアものは思い入れも強い。アシュケナージは意外にもモーツァルトのソナタはあまり録音しておらず、これらの曲は全て彼の唯一の録音です。大変な努力家で、1つ1つの作品に全精力を注いで、それらの作品からその魅力を最大限に引き出そうとする姿勢がデッカ経営陣の心を打った。ウラディーミル・アシュケナージは1970年にアイスランド交響楽団を振っての指揮デビュー以来、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者など世界のオーケストラのポストを歴任。指揮者として究めている音楽からモーツァルトを演奏していない理由は見当つくが、アシュケナージのモーツァルトのソナタ録音は27年ぶりに第9番、14番、16番、幻想曲ハ短調、アダージョロ短調に取り組んだ曲目はすべて初録音と言うものだった。58歳になる1995年の録音だった、それはバランスの良い響きや、抒情的な温かみのうえに、重厚な味わいも増し、じわじわと訴える演奏だった。本盤は30歳になったばかりのときの録音で繊細な美しさに満ちた演奏だが、若々しい気迫にも富んでいる。アシュケナージとモーツァルトはピアノ協奏曲全集はじめ、当盤ソナタ集など柔和で温厚な芸風が曲想とマッチ、ショパン弾きとしてキャリアをスタートしたアシュケナージのモーツァルト演奏は、この作曲家のイメージに付きまとう透明感を内に秘めながらも、やはりロシアン・モーツァルトな感じでその演奏を進めています。第8番と17番はロシアンな骨太さもあり恰幅良く勢い満ちたアプローチで特有の疾走感はもちろん、陰影に富んだ表現力も見事。どこまでも深みにはまっていくような響きは他の演奏から聴くことはできるまい。どれもアシュケナージの才気あふれる快演だが、同時に仄暗さがあるのがよい。録音も良好で各曲最高位の優秀盤。

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