JP LONDON SLC1091 ゲオルク・ショルティ コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 オッフェンバック バレエ音楽《パリの喜び》 グノー 歌劇《ファウスト》のバレエ音楽

を通販レコードとしてご案内します。

34-21519
喜びに満ち溢れた音楽を躍動感に富んで奏でた、珍しいレパートリーを集めたショルティ初期録音 ―  ロイヤル・オペラの音楽監督に就任する1年前のショルティ初期の録音であり、ショルティにしては珍しいレパートリーだ。全体にテンポの早い指揮ぶりに、完璧に切味抜群のアンサンブル。それは力づくでねじ伏せるのではない、カルロス・クライバーを想起させる瑞々しくしなやかな一面をも持つ。快速調の《パリの喜び》やロイヤル・オペラのオーケストラを掌握しきったようなグノーなど、興味深い一枚だ。オペラのバレエ場面で演奏される音楽を選り抜いたもので、すでにロイヤル・オペラのオーケストラを掌握しきったような管弦楽への色付けは流石の一言です。髣髴とさせる高名な同じコンビによる〝ベニス〟そのもの。2017年は、20世紀を代表する巨匠指揮者サー・ゲオルグ・ショルティ(ハンガリー、1912〜1997)の没後20年、及び生誕105年でした。1912年、ブダペスト生まれ。リスト音楽院でバルトーク、コダーイ、ヴェイネルなどにピアノ、作曲、指揮を学び、1930年に卒業後、ブダペスト歌劇場の練習指揮者として経験を積み、1936、37年にはザルツブルク音楽祭でアルトゥーロ・トスカニーニの助手をつとめた。1938年にブダペストでモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」を指揮してデビュー後にスイスに亡命、大戦中は主にピアノを教え、1942年のジュネーブ国際コンクールに優勝している。指揮者としての本格的な活動は戦後の1946年にミュンヘンのバイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任してからで、1952年からフランクフルト市立歌劇場、1961年から1971年までロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場の音楽監督をつとめ、この間に各地のオーケストラに客演して名声を高めた。ディスコグラフィーをみると、ショルティは1947年に録音契約を結んで以来、ほとんどDECCA(ロンドン)だけに録音している。ピアニストとしての契約だったが、指揮者としての活躍がレコード製作とシンクロしている。はじめロンドンのオーケストラと、さまざまな作品を録音していたが、1950年代から1960年代にかけてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音した世界初の「ニーベルングの指環」全曲(1958〜1965年)に代表される一連のワーグナー楽劇、管弦楽曲集をはじめ、モーツァルト、ヴェルディ、リヒャルト・シュトラウスなどのオペラの優れた演奏で名声を不動のものとした。1969年から1991年までシカゴ交響楽団の音楽監督を努め、同響は世界最高のオーケストラのひとつと評価された。シカゴに移ってからはバッハからバルトークにいたる多彩なレパートリーを次々と録音しているが、とくにマーラー(1970〜1983年)、ベートーヴェン(1972〜74年、1986〜89年)、ブラームス(1978、79年)の交響曲全集は、ショルティの演奏を特徴づける堅固な構成と見事に統率されたオーケストラの豊かな響きとが端的に示された代表的な名演である。そのほか恩師バルトーク、リヒャルト・シュトラウスとストラヴィンスキーなどの管弦楽曲、後年になってレパートリーに加えたショスタコーヴィチなど、いずれも少しも年齢を感じさせない巨匠ならではの完成度の高い演奏である。半世紀にわたり一貫して英デッカに録音し、数々の名盤を遺した重要なアーティストであり続けた。なによりもショルティと関係良好だったウィーン・フィルと後世に語り継がれるオペラをウィーンのソフィエンザールで次々と録音している。その一方で英国デッカ社は、ロンドン交響楽団やロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との有名管弦楽曲の録音を進めた。ショルティはハンガリー人だが、ご存知のとおり後年は英国籍を取得したし「サー」の称号も得ている。シカゴ響の音楽監督としての活動が主に知られているが、もちろん、ロンドン・フィルは首席指揮者を1979年から1983年までつとめているので、ショルティにとって大変縁のあるオーケストラであり、エルガーの2つの交響曲のほか、行進曲「威風堂々」、「エニグマ変奏曲」なども同オーケストラと録音している。ワーグナー録音史は、ショルティ抜きでは語れません。そんな巨人、ショルティですが、そのキャリアにおいてすべてが順風満帆だった訳ではありません。音楽監督を置かずに運営されてきたコヴェントガーデン王立歌劇場に就任し、そこには解決すべき問題が山積されていました。ショルティの就任当時、まだコヴェントガーデンは世界一流の歌劇場とは認識されておらず、上演されるオペラはイギリス人歌手が英語で歌うというポリシーが貫かれていました。ショルティはまず、この慣習を一新、原語による上演と世界中から一流歌手を招聘することに着手します。そうした、まさにゼロからのスタートで、〝指環〟チクルスを完結されるのがどれほどの難仕事であったかは想像に難くありません。2019年9月29日に鶴屋百貨店で行った鑑賞会のあとで聴くことができた、エルネスト・アンセルメのロイヤル・バレエ2枚組と並び、コヴェントガーデンの記録としても貴重だし、とりわけショルティの愛好家にとっては歴史的ドキュメントとしても見落とせない貴重な記録。《パリの喜び》のバレエ音楽からの製作陣は、デッカ担当で、1960年5月キングズウェイ・ホール、エリック・スミス、ジェームス・ウォーカー&ケネス・ウィルキンソンとくれば超優秀録音なのはすぐ分かります。《ファウスト》のバレエ音楽はコヴェント・ガーデンのオーケストラのエレガントさが光る。こちらの制作陣は、1970年10月にワーグナーの歌劇「タンホイザー」を録音して、「パリ版」の特色である色彩美を活かしたレイ・ミンシャルによる録音チーム。この歌劇《ファウスト》の初演時には、バレエ音楽は無かったのだが、当時フランスのオペラ界では、オペラの中に華麗なバレエ場面を入れるのが作法となっていて、それに応えるべく初演の約10年後に作曲され、挿入されたものです。パリでの上演用に、バレエ場面を入れた新たなヴァージョンが追加された例は他にもあり、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」はその代表例として、ご存知の事。今からは驚きだが、〝指環〟チクルスの「ジークフリート」を録音した後、先にリリースした「ラインの黄金」の制作費が回収できず、「ワルキューレ」「神々の黄昏」を続けることになかなかゴーサインが出ないまま、ブリュンヒルデのアニタ・ヴェルキ、ヴォータンのハンス・ホッター、ジークリンデのクレア・ワトソンなど超豪華な歌手陣を迎えて、1961年9月29日、コヴェントガーデンの音楽監督に就任したばかりのショルティはロイヤル・オペラハウスにて新演出の「ワルキューレ」を演奏した。それが評論界からも、「超一流」「驚くべき」「戦後最高」「言葉にならないほどの興奮」と最大の賛辞が送られ、数ある20世紀クラシック録音の中でも「金字塔」と呼ばれる《ニーベルングの指環》全曲の録音を開始したばかりのショルティ渾身のパフォーマンスとして他に類をみない大絶賛を得ました。それが追い風になるのです。本盤は、その先触れといえる。ショルティの指揮ぶりも素晴らしく、コヴェントガーデンから最高のパフォーマンスを引き出しています。終曲の「フリネの踊り」の猛スピードの驀進ぶりには、ショルティをしっかり感じ取れる。

続きを読む

from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/3bWHSR3
via IFTTT

カテゴリー: タグ:

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中