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オペラ・ファン、テノール・ファンを語るうえで〝必聴盤〟 ― 英国EMI録音のフランス・オペラのレコードを手にとると、トップ・ソプラノの相手役はニコライ・ゲッダばかりといっても過言ではないほどでした。それはフランス・オペラに限りませんで、様々なジャンルの膨大な数の録音を残していますが、当時わたしが興味を持った、主なレパートリーのひとつがフランス・オペラでした。ファウスト(グノーのオペラ)、ホフマン(オッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」)、ホセ(ビゼーのオペラ「カルメン」)、ウェルテル(マスネのオペラ)、ロメオ(グノーのオペラ「ロメオとジュリエット」)、ナディール(ビゼーのオペラ「真珠採り」)、ジェラルド(ドリーブのオペラ「ラクメ」)、デ・グリュー(マスネのオペラ「マノン」)、ヴァンサン(グノーのオペラ「ミレイユ」)、ベルリオーズの劇的物語「ファウストの劫罰」、オペラ「トロイアの人々」、宗教的三部作「キリストの幼時」、などなど。そして、そのどれもが素晴らしいものでした。ゲッダの歌声はリリックテノールで、しかも情熱的かつ知的なところが魅力です。知的なイメージを登場人物に感じさせるテノール・ヴォイスで、イタリア・オペラのテノールと違うフランス・オペラの甘美なアリアを、知的にキリリと歌いあげられる稀有な歌手でした。スウェーデン人のゲッダは、7ヶ国語に堪能だったといわれ、だからこそ膨大な数のレパートリーを完成度高く歌えるということからもオファーがあったのでしょうし、熟し切った常人離れした頭脳の持ち主だったのだと思います。その知性が歌に表れています。ゲッダは知性的な歌手であり、自身の声質の適性を見極めて不適当と判断した役柄には手をつけず、ワーグナーでも「ローエングリン」はレパートリーとしましたが、他のワーグナー作品には参加していません。オペラの役柄に制限を課す一方で、オペレッタや、ミュージカル作品には親しみ、リヒャルト・タウバー(1891〜1948, オーストリア出身のテナー。彼の録音は700曲以上あり全て78回転SP、ベスト・セラーも数多く現在でもその価値は失われていません。)の後継者と言われました。またベニャミーノ・ジーリやティート・スキーパからもリリカルな優雅さとデリカシーを継承しています。トップ・ソプラノとの共演でも指名され、マリア・カラス、ヴィクトリア・ロス・アンヘレス、エリーザベト・シュヴァルツコップとのオペラ録音、アンネリーゼ・ローテンベルガーとのオペレッタ録音が残されています。→コンディション、詳細を確認する
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