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美しさのキーワードは〝SATIN〟と〝LATIN〟。 ― クールでロマンティックな〝シアリング・サウンド〟には、それを『優しさ』と表現しても良さそうな、光沢のある美しい生地(SATIN)の温かみを連想させる。クール・ジャズの第一人者として活動したジョージ・シアリングは、2011年に惜しくも亡くなってしまった盲目のジャズピアニストです。と冠されて紹介されるケースが100%と言っていいくらいで、盲目の彼だからこそ表現できるものが彼の音楽の魅力として惹きつけられているものなのでしょう。今年は生誕100年、1919年ロンドン生まれのジャズピアニスト。生後間もなく盲目となるが、3歳でピアノを始める。音楽評論家・プロデューサーのレナード・フェザーに認められて、1937年頃から本格的にプロとして活動。イギリスでの活動期には、ステファン・グラッペリとも共演した腕利きとして鳴らした。1947年にアメリカに渡る。1949年、ヴィブラフォンやエレクトリックギターを導入した編成のクインテットを結成し、MGMレコードと契約。同年、映画の挿入歌をアレンジした《九月の雨》は、ブロックコードを用いたプレイと室内楽的な演奏によってアメリカで大衆的な人気を得ることになります。1952年、ジャズ・クラブ「バードランド」に因んだ楽曲《バードランドの子守唄》を作曲者としても有名です。そのサウンドは知的で、しかもポップ。モダンジャズの正統といえるビバップの流れもあれば、白人らしいウェストコーストジャズ的な要素もある。しかもイギリス人らしくクラシックからの影響も感じられる、様々な要素が絡まっていている。メロディの下に配した密集位置 ― クローズ・ポジションとも言い、和音の構成音を1オクターブ以内に配置している状態の4つの音とメロディの1オクターブ下の音によってハーモナイズするピアノ奏法であるブロック・コード (Block chord)はロックト・ハンズ奏法、シアリング奏法とも言う。細かく動くメロディに、同期して動くハーモニー部分を加え、分厚いサウンドでメロディを表現する奏法は、主に管楽器やコーラスなど一つの声部を一人が担当する単旋律楽器のアンサンブルで用いられます。ジャズではほかにレッド・ガーランドや、オスカー・ピーターソンも得意とする奏法です。これをピアノやギターで正確に行うことは至難の業で、加えて内声の動きが乏しいのを補うために、シアリングはこれにヴィブラフォンとエレクトリックギターを重ねたユニゾンの響きで〝シアリング・サウンド〟を創りだしています。クールジャズから発展したラウンジ感覚をジャズとポピュラーミュージックの中間層にアピールする音楽として発展させたシアリング。盲目であるシアリングには、音の輝きが見えていたかのようです。
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