DE DANACORD DACO117-118 ラウリッツ・メルヒオール ール ワーグナー ヴェルディ マイアベーア ワインガルトナー トルンク リヒャルト・シュトラウス オペラ歌曲集

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34-13160

商品番号 34-13160

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今日のオペラ界のルーツがここに ― 世界のオペラ界のスーパー・スターとして活躍し、現代につながる発声法の基礎を確立したエンリコ・カルーソー、ティート・スキーパー、ベニャミーノ・ジーリをはじめとして、20世紀初頭は、レコード(蓄音機)と映画の発明、発展と共にベルカントは生きてきた。オペラ史、声楽史では18世紀の伝説上のカストラートのファリネッリ(1705~1782、本名カルロ・ブロスキ)あるいは、最初に三点へ音をファルセットで出したと伝えられるソプラノ、カテリーナ・ガブリエリ(1730~1781)、更には胸声の二点ハ音を出した歴史上最初のテノール、ジルベール・デュプレ(1806~1896)から語られるが、その声がどんなものであったか、文献から想像するだけしか現在の我々はできない。1878年に誕生したレコード吹き込みは、当時の有名な歌手たちの声と歌を、そこに刻み修めることとなる。今世紀初頭に興ったレコード産業の業績によって、19世紀末以後の多くの歌唱技術発展への一端を、現代の我々は知ることができるようになった。まず、18世紀のカストラートから19世紀のガブリエリ、デュプレらが歌っていた時代のベルカントの唱法は、発声技術の改革である。つづく19世紀中葉のヴェルディの登場以降、声の名人芸・曲芸よりもドラマトゥルギーを重視する作曲家の存在が主体のものへと変化して行った。ヴェルディからオペラの中の人物像をリアルに描くヴェリズモ・オペラの時代となった19世紀末から20世紀初頭が、レコードの発明からレコード産業の誕生と時代が重なり、ビング・クロスビーを例にしたことや、蓄音器でレコードを鑑賞する会で藤山一郎、淡谷のり子は再録音ではないSPレコード盤で聴くことが価値のあることだと説明している通り、歌唱における声のあり方、歌い方のあり方の変化は、当然のことながら発声技術をも変革させて行く。それ故に、今回のラウリッツ・メルヒオールの「アンソロジー」における録音で、《リエッツィ》《ワルキューレ》《アフリカの女》の1923年と1930年録音の双方を聴き比べ出来るのは愉しい。デンマーク出身のヘルデン・テノール。メルヒオールは1913年バリトンとしてデビュー。1918年にテノールに転身してタンホイザーを歌い再デビューし、コヴェントガーデン王立歌劇場やバイロイト音楽祭に進出し名声を不動のものとした。レコード録音の効果が相伴して1926年にはメトロポリタン歌劇場にデビューし、以来1950年に引退するまでワーグナー・オペラを中心に一世を風靡した。→コンディション、詳細を確認する

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