JP 東芝 WF70020-1 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー バイロイト祝祭管 シュヴァルツコップ ホップ ヘンゲン エーデルマン ベートーヴェン 交響曲9番 運命

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34-21952
〝バイロイトの第九〟は、演奏の記録ではなく、記録のための演奏でもなかった。 ― 世界一有名なバイロイトの第九です。宇宙のずっと遠くへ放たれた観測衛星ヴォイジャーに載せられたディスクに人類の音楽芸術の最高の演奏として選ばれた録音。1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライヴ録音。通称「バイロイトの第九」この録音に関しては賛否ありますが、個人的には大好きな演奏です。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーが振ったから…、大戦後初のバイロイト音楽祭だから…、いろいろを考えさせられる演奏ですが、どうであれ芸術ってこういう事を言うんではないでしょうか?まるで、夏空の花火の様 ― 大輪の花を咲かせて一瞬にして消えてしまう ― この時代の、この演奏者の、この会場がそういう素晴らしい演奏を花開かせ一瞬にして消える。これが、この第九の素晴らしさだと考え至りつつあります。夏空の花火が大輪の花を咲かせて、一瞬にして消えてしまう。聴き手も息を詰めて、そのタイミングを見つめている。「バイロイトの第九」はそういうものに思う。リハーサルを含めて3回の録音が残っているというから、それでも崩壊寸前のクライマックスを選んだのは、ライヴの緊迫を際立たせる演出だったのではないだろうか。60年以上たった現在でも繰り返し再販されている、人類の遺産とも称される歴史的名盤。第2次世界大戦後、初めてバイロイト音楽祭が再開された初日に演奏された記念すべきライブ録音であり、歴史的価値抜きにしても、多くの人々を感動させることの出来るフルトヴェングラーという芸術家は、真に偉大な巨人であろうと思います。であるから、この録音は〝ベートーヴェンの第9〟のまさに決定盤として君臨し続ける不朽の名盤です。初めの足音、最後の拍手あり。

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