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〝不滅のアレグレット〟 ― この楽章でヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1986〜1954年)は、音楽の内容的意味を探っている。彼のレコードでは、ちょっと類のないことだ。抒情的な主要主題に続く、第1、第2、第3変奏の高揚感はフルトヴェングラーの他の演奏のみならず全ての演奏の頂点に位置するもので、特に第2変奏、第3変奏の深みと厚み、テンポの絶妙さは神秘的で神業というより他はない。チェロのレガートが美しい。このフレージングは、正しく心に染みるものがあり、その密度の高さは、直ちに感動を呼び起こす。1943年のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団での演奏と比べて流れ重視のスタイル。第二次世界大戦後にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を相手にした時の、彼のアレグレットは巨大な波のように広がって見事な形を作り、ゆっくりとしたクレッシェンドは展開する旋律と完全にマッチしている。そしてオーケストラは傑れて美しい演奏を以って、フルトヴェングラーの霊感に答えるのだ。「第7はある意味では最もフルトヴェングラー向きの作品ではないだろうか。たとえばフィナーレだが、この踏み外し寸前の情熱、そのアッチェレランド効果の凄まじさ、オーケストラの生々しい鳴らし方はドラマチックな解釈の最高峰で、かのオットー・クレンペラーと両極を成し、立派さにおいてはクレンペラーを、音のドラマにおいてはフルトヴェングラーを採るべきであろう。第2楽章はことによるとクレンペラーを凌ぐかもしれない。心の通いきったヴィオラ、チェロはこれこそ本当の精神の音で、曲が盛上るにつれて感動の波が高まり、クライマックスにおける昇華された涙の表現はフルトヴェングラーの独壇場である。その他、第1楽章のものものしい序奏部、スケルツォの前進してやまない運動性も抜群で、緩急自在であり、とくに速い部分のスピード感は圧倒的だ。これに対し、中間部では思い切ってテンポを落とし、ウィンナ・ホルンのフォルテピアノやその後の酔いしれたリタルダンドも強い印象を与える。」と音楽評論家の宇野功芳氏は解説する。
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