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〝数あるフルトヴェングラー指揮による「英雄」のうち、最も正統的で風格ある演奏だ〟 ― スタジオ録音だったからか落ち着いた足取りからにじみ出る滋味の深さ、ずっしりとした手応えは比類なく味わい濃く彫りの深い演奏だ。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの『英雄』は10種類以上の演奏を現在は聞き比べることが出来るが唯一のスタジオ録音。2017年1月末の鑑賞会で、『バイロイトの第九』を聴いて、ずっしりとした手応えを感じた参加者は多かったようだ。第一楽章が終わったところで深い深呼吸が起こった。ピリオド楽器演奏や、ベートーヴェン時代の音楽習慣が研究されて、それを反映した現代の演奏に慣れきると、極めて遅いテンポで、じっくりと始まって徐々に巨大に高揚していく。しかし、音楽が停滞したりもたれると感じることは全く有りません。フルトヴェングラーの演奏は急激なアッチェレランドなど部分的なデフォルメに驚かされるが、決して全体の統一感を損なわないし不思議と構造的な破綻を感じない。そんな相反することを同時に成し遂げられる演奏家はフルトヴェングラーしか居ないし、人間感情の吐露が神々しさと凌ぎ合っているところに魅力を覚えるのでしょう。フルトヴェングラーが死の2年前にウィーンの楽友協会大ホールで録音した、このベートーヴェンの交響曲第3番《英雄》はゆっくりしたテンポによる非常にスケールの大きな演奏で、セッション録音にもかかわらずライブを思わせるような緊張感に満ち溢れている。それはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が全力で彼の要求に応えているからで、オーケストラにフルトヴェングラーの魂が乗り移ったかのような錯覚を聴き手にも感じさせるほどである。1952年11月26日、27日録音、セッション録音ゆえに演奏の完成度、録音状態もフルトヴェングラーの《英雄》の中では最もよい。フルトヴェングラーの《英雄》への最終回答となったこの演奏は、この世紀的巨匠の最高の《英雄》と言ってよいだろう。
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