GB RCA SB2155 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 ドヴォルザーク 交響曲7(2)番

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34-19609

商品番号 34-19609

通販レコード→英ダークレッド銀文字 英DECCAプレス盤

流動性と豪快さを備えた純音楽的名演。 ―   ピエール・モントゥーが晩年に遺した名盤の一つ。モントゥーの指揮は冒頭から引きつけるものがある。一言で表現すれば〝大人の風格〟か、明快さ、明朗な演奏。若手のやる気満々の指揮者のような情熱の発散ぶりに驚きを禁じ得ません。メカニックな響きはどこにもなく、細部を緻密に掘り下げるのではなく、全体の曲の雰囲気作りと大きな有機的なフレージングを信条とした演奏は、今聴いても新鮮です。曖昧な部分がなく、それでいてスケールは極めて大きい。テンポにもフレージングにもまったく無理がなく、表情はさりげないのに味わいがあって滋味豊か。第2楽章のアダージョなど抜群だ。いかにも好好爺を思わせる指揮ぶりが目に浮かぶ。一転して、第3楽章など80歳代半ばの指揮者とは思えないチャーミングさ。最終楽章も活力があり十分に壮大だ。モントゥーは、ブルーノ・ワルターと同じで70歳を過ぎてから益々意気盛んといった感じの人物者。健康的な快速テンポはこの老人の何処に潜んでいるのだろうか、微妙なニュアンスの豊かさ、スポーツ的にとどまらない陶酔感、推進力を裏付ける音楽性 … 。晩年残された録音は全て傾聴に値するといいたくなるほどの名演揃いで、加えて、最晩年になってもあまり衰えることの無かった気力・体力にも恵まれた所為か、ステレオ録音にも素晴らしい演奏がたくさん残されている。何かと共通点の多いワルターとモントゥー、永遠に其の名を刻む大家と言えよう。若いが年寄りめいた指揮者が多い昨今、モントゥーのような指揮者が現れる事希求します。しかし思うにモントゥーというマエストロは、「春の祭典」のセンセーショナルな初演等々近代音楽で名を馳せましたが、晩年に近づくにベートーヴェンやブラームスなどの古典モノに傾倒した指揮者ですね。本盤は、同時期のドヴォルザークの交響曲第7番で唯一の録音。響きの豊かさでもさることながら、気品がありながらも高揚する場面も随所に備えた、まさにこの曲を味わうには最適の盤です。当時まだ第7番はそれほど録音される機会は少なかった作品であり、どちらかと言うと有名な第8番や第9番「新世界より」と多少異なり、民族色を前面に出した解釈が多い曲でしたが、いち早く曲の魅力をグローバルに打ち出したモントゥーの指揮は出色でした。フランスとかドイツとかチェコとかイギリスとかを感じさせない。カバー表紙の表記は「交響曲第2番 Op.70」だが現在は「交響曲第7番 Op.70」になる1961年初リリース盤。ドヴォルザークは、ほかに第4番の録音があるのみ。ドヴォルザークの交響曲録音で、モントゥーを思い出す方は殆どいないだろう。曲と指揮者が結びつかない。実際モントゥーは4、7番の2曲しか録音していない。2曲とも1959年の英国録音でオーケストラはロンドン交響楽団。それにしてもロンドン響はドヴォルザークの名演が多い、米国のオーケストラとは異なる味わいがある。ロンドン交響楽団のアンサンブルは洗練されているといえないが、金管を中心とした荒ぶる魂の表出は素晴らしい。モントゥーはフランス人(後にアメリカ国籍)で温厚で洒落たイメージだが予想外。ラファエル・クーベリックのような劇的な演出はないが熱く燃えた演奏だ。とにかく一途な情感と説得力がある。小細工はなしで突き進む。丁度PHILIPSに録音したドビュッシーやラヴェル、シベリウスの交響曲第2番等のような雰囲気が出ている。録音場所は英国ロンドンの、キングスウェイ・ホールで音質は低域は厚くないが明確で良好。もちろん本盤は欧州セッションですから、蜜月関係にあった英デッカチームのミシャエル・プレムナー、エンジニアは大御所ケネス・ウィルキンソンが担当した録音だ。現在では英デッカ・レーベルで聴くことが出来るが、初発はRCA LIVING STEREO レーベルからリリースされた。英デッカ社が録音に協力した旨、英国プレスのレコードであると、レーベルに説明があります。→コンディション、詳細を確認する

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