FR CALLIOPE CAL1730 ジャン=ピエール・ルゲー ベートーヴェン モーツァルト オルガン曲集

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34-15208

商品番号 34-15208

通販レコード→仏シルヴァー黒文字盤

指先に広がる世界 ― 昨日、ブログ越しに中途難聴者という方とつながりがあった。今朝テレビ朝日系の情報ワイドで加齢で可聴能力が低下するという話があり、原因は音を捉える細胞は再生しないことで、予防するしかなく、聴力の低下は認知症を早く誘導するという内容でした。大きな音がする場に近づかないことと、最近問題なのはヘッドフォン聴取で難聴患者が多いという。音楽を鳴らしたまま寝るのはよくないとは、前から言われていたこともあって、強制的に聞かされることもだが、受動的に聞いているだけでは音楽を愉しんでいるといえないのではないかしら。わたしは、スピーカーからの音楽に対して能動的な姿勢であることも大事ではないかと思っている。先月末、鶴屋百貨店のクラシックサロンで、タンノイ・システムでレスピーギの「ローマの泉」と、「ローマの松」をフリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団の録音出来きました。交響詩「ローマの泉」は、「朝のトリトンの噴水」や「昼のトレヴィの噴水」といった観光名所に、神話の物語を重ねながら、「夜明けのジュリアの谷の噴水」から、市井の朝、行政中心部の昼、古の栄光を偲ぶように「メディチ荘の噴水」でたそがれを迎える。ローマはその輝かしい栄光と美しさを讃えて「永遠の都」とも呼ばれています。古代ローマの闘技場「コロッセオ」など歴史の跡が今もなお残る街。でもローマで私たちを待っているのは遺跡だけではありません。そして交響詩「ローマの松」はローマにある松の名所が描かれています。ローマでは〝繁栄・不死・力〟の象徴とされ、古代から大切にされてきました。そのため、ローマには到處に松の木があります。映画「ローマの休日」でも、オープニングや、「いいところね」と、アン王女がアパートの屋上から見晴らす風景の中に松を見つけてください。この楽曲には、いったいどんな松が描かれているのか、もともとは貴族の邸宅だった「ボルゲーゼ荘の松」は、今ではローマ市民の憩いの場となっています。悲しげな聖歌が地底深くから立ち昇り、荘厳に響き渡る様子を松が見守っている「カタコンブの松」。街を見渡せる、眺めの良い場所にある「ジャニコロの松」の日が暮れて夜になると、穏やかな満月の下、松の姿が浮かび上がり、鳥の歌い声が聞こえてきます。夢のなかで古代の争いが振り返られる「アッピア街道の松」。「すべての道はローマに通ず」なんて言われるローマの道の中でも、もっとも長い歴史を誇ります。古代、戦いに勝ったローマ軍が行進した栄光の道です。ローマからイタリア南端まで全長約560キロにも及ぶ長い、長い街道の両側に松は聳え立っています。昔も今も、ローマの風景に溶け込んでいる松。松は輝きに満ちたローマの歴史を何千年もの間、見守ってきたのです。さて、「ジャニコロの松」のスコアには、〝GRF〟と書かれた指示があります。第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて、20世紀前半は戦争の時代でした。この最中に活躍したレスピーギの作品はファシスト党政権にも非常に好評であったが、レスピーギ自身はまだファシズムに深入りしてはいなかった。後半生はベニート・ムッソリーニのファシスト党とぎこちない関係を続けた。その頃、蓄音器は文化の象徴でしたから、楽器の一つとしてレスピーギは音楽史の一葉に遺しました。ナイチンゲールの鳴き声を録音したレコードが蓄音機(Grf)で再生されるわけです。

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