クラシック音楽は初めて聞いたのでよくわかりませんが、スラヴァさんですか、お坊さんのようなかたですね。 ― ロストロポーヴィッチは、音楽の巨人であったばかりでなく、文化人としても高くそびえ立ち、良心の光として、人生を最大限に生き、無数の人々に励ましを与えました。彼はかげかえのない存在でした。とEMIグループCEOが語っていたというが、小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラが松本に落ち着く以前に、草の根活動をしていたころに、演奏会が行われたことがないというところを回る演奏旅行を敢行していた。お寺の本堂を演奏会場にした演奏会に参加していたのが、名チェリスト、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927〜2007)だった。NHKがドキュメンタリーを制作するために、同行したカメラクルーに感想を求められた初老の男性が、まっすぐと向いて答えた時の晴れ晴れと幸せそうな表情をしていたのが忘れられない。半世紀に亘り至高のチェリストとして君臨したカザルスの後継者としてロストロポーヴィチの残した功績は計り知れません。愛称は名前の一部と「光栄」を意味するロシア語の単語に由来するスラヴァ。若かりし頃から、既に頭は禿げ上がって、大家の片鱗があったと思わずにはいられない。多才にして常に刺激的なこの音楽家は、偉大で深遠な人物にして、創造性豊かなアーティストであり、文化生活へのその貢献は、計り知れないほど貴重なものです。1960年に知り合ったロストロポーヴィチとベンジャミン・ブリテンは最初から意気投合し、ロストロポーヴィチのチェロの才能にいたく感動したブリテンは、彼のための作品を続々と書き上げることとなります。1963年に作曲された《チェロと管弦楽のための交響曲》もそうした作品のひとつで、チェロの名技も十分に楽しめる見事なチェロ協奏曲に仕上がっています。交響的作品とあって、チェロ・ソロだけでなく、それに負けず劣らず主張する雄大なオーケストラ・パートも大きな聴き所。広音域を縦横無尽に走り回る超絶技巧的なパッセージと、大河の流れのように雄大な旋律に魅せられる名曲です。当時珍しかったハイドンの《チェロ協奏曲》は長く廃盤だった。
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