FR ERATO STU70833 アラン・ロンバール ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリオーズ 交響曲イタリアのハロルド

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34-20142

商品番号 34-20142

通販レコード→仏ブルー・アンド・ホワイト黒文字盤 GRAVURE UNIVERSELLE

勢いと若さがあり、また意気軒昂とした超前向き演奏。 ― そして、同時に速さがある。細部にこだわらないようでいて、意外や緻密。指揮者の強い意志も感じる、それは、古豪レーベル復活をかけたエラートの熱意と、ほぼ録音などなかった指揮者とオーケストラの前向きさ。それらが融合した結果のものだろうか。この演奏よりも激しく華麗な〝爆演〟は沢山ありますが、色彩感よりも渋めの音色で勝負する重厚な演奏。その重厚さたるや、当時来日した時に大阪のフェスティヴァルホールが揺れるほど強大な音響だった記憶を忘れられないでいるファンが多いことからも伝わる。ロンバールの指揮に対して、レコード芸術誌上で、小股の切れあがったナイスな演奏と評されているが、エラート時代の録音の数々は、カルロス・クライバーや、デビュー当初のジェイムズ・レヴァインもかくやと思わせる、新鮮で、イキのいい、ピッチピチの演奏を造り上げる指揮者でした。勢いと若さがあり、また意気軒昂とした超前向き演奏。1972年からストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、ライン歌劇場に就任した、アラン・ロンバールの録音でフランスの管弦楽曲の評価が高く、数々の名演を録音しています。ロンバールは1940年生まれだからこの録音のときは33歳。この指揮者とオーケストラのコンビは、颯爽とした活力を聴かせる。どこにも無理な強調はないが気持ちの良い演奏。1966年にミトプーロス国際指揮者コンクールで優勝してレナード・バーンスタインのもとで修業したりしていたが、1972年からこのオーケストラの首席指揮者となりエラートに多数の録音がある。ベートーヴェンの交響曲全集ともども、実に侮れないマエストロです。それにオーケストラの鳴りっぷりは素晴らしい。実に儚い。イデー・フィクスを解釈したオーケストラが見事に再現され、牧歌的でありながらサイケデリックが見事に表現される。たたみ込むようなリズムに乗って高揚して行く様はエネルギッシュなロンバールの指揮姿が目の前に浮かぶようです。手兵であるストラスブール・フィルも必死に指揮者に食らいついている様が伺え好感が持てます。地方のオーケストラを侮るなかれと言ったところでしょうか。地方のオーケストラとはいえ、ロンバールが求める音楽にはローカル色はない。これにはロンバールのオペラで培われた独特の視野による表現と解釈も去ることながら、やはりオーケストラのもつ音色や雰囲気に拠るところが大きいでしょう。指揮者のニコラウス・アルノンクールが、かつて『音楽はその土地の言葉で、何かを語っています。』とレクチャーしていますが、実はこの町の位置付けが非常に重要で、その特徴が少なからずこのオーケストラの音色やアンサンブルに影響を与えている。ストラスブール・フィルが本拠を置く風光明媚なストラスブールはフランス北東部アルザス地方の中心都市である。現在の人口は約27万人、周辺地域を含めると50万人を超える、ブリュッセルとともにヨーロッパ全体の重要な施設(欧州評議会や人権裁判所)、EUの議会を擁する等、『EUの顔』としての重要な役割を担っている。交通の要所にあり、フランスとドイツが領有権を争ったことで有名。街を流れる「ライン河」の対岸はドイツのケール、現在はパスポートチェックも必要なく自由に行き来が可能である。指揮者のシャルル・ミュンシュや、作曲家のエミール・ワルトトイフェルの生まれ故郷。大きくはフランスのオーケストラというカテゴリに入りながらも、実はドイツの都市の方が近かいこともあり、フランスのオーケストラが持つ色彩感豊かなイメージと、ドイツのオーケストラが持つ腰の低い重厚な響きとを併せ持っている点にある。木管楽器などのソロが出て来ると、ああこれがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団だったらとか、コンセルトヘボウ管弦楽団だったらとか思わないでもない。弦の質感ももっと良ければと思う。でもこの勢いはあのミュンシュがパリ管弦楽団を振った名盤に迫るものがある。コマーシャルベースに乗る様な派手な指揮者ではなく、老練な味とか仕掛けとかはないが、弾むようなテンポ感は何と言ってもロンバールの魅力だ。ドイツ的なきっちり感と、オペラのオーケストラでもあるストラスブール・フィルに、ラテン系ながら、スマートな側面も持ってるロンバールの、名コンビの結実で素敵だった。しかし、1983年にテオドール・グシュルバウアーにそのポストを譲ってからロンバールの話題は遠のいた。

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